camp report 44 2005.8.6-7
上永野キャンプ場
(栃木県)
***
関東では猛烈な暑さが続いているこの時期にキャンプに行きたくなり探したキャンプ場がここ。我が家からは160キロほどのいかにもマイナーそうなところ。
ただ単に購入したnew goodsが試したかったのでどこでもよかったがなるべく喧騒のないところが希望だった。
予想とおりキャンパーは4組(それ以上は入れないけど)
昼間は暑くて汗・汗・汗だったが夜は過ごしやすかった。写真もあまりなく(北海道のあとじゃ意欲も低下していたし)文章ダラダラレポートしてみます。

予定では9月初旬まではキャンプは行かないつもりだったが北海道の赤ビートルさんから感染した(笑)魅惑の道具を購入したため
試したくて暑いのに気合を入れて出かけた。
それはMSRのベロという前室の広〜い2人用テント。そしてヘプタウイングという小さめのタープ。
このウイングタープは現行品でないためヤフオクで購入。
どちらとも今まで使っていた道具よりも軽量。大自然で低いスタイルのキャンプにはぴったりの道具なのだ。
自分たちがスノーピークに傾倒して道具をドンドン増やしているときよく「それを体験した後きっとシンプルキャンプをしたくなるはず」と
周りから言われたがそんな日は来ないと思っていたが・・・キタキタ!

これまで40回以上のキャンプを経験して泊数にすると80泊以上。
車に道具満載で家にいるような便利なキャンプは少し飽きてきた。
キャンプじゃなくて野営(意味は同じだけどちょっとワイルド)がしたくなったのだ。

前置き長すぎました。
そんなことで新しい道具を試すべく野営場探しを始めた。この時期「空いています」というのはなかなかない。
ガイドブックで人気のなさそうな車が入れなくて施設がボロそう(笑)なところを探した。
早速電話。管理人さんは素朴なおじさん。
「あ〜〜今度の週末?空いてますよ。車は回り込めば敷地に入れますから」マジ?空いてるの?夏休みだよ?
「じゃぁ予約しますね」と私。

以前道志で知り合ったタワルさんとは一度はゆっくりお話もしたかったのでお誘いしたけど
こんなおしゃれじゃない田舎チックな(予想)キャンプ場にはこないだろうなぁ?と思っていたら素敵なイタリア車でお見えになりました。(まあ後で色々ありました・・・)

東北道の栃木インターから20キロほどの距離。
我が家からは東名〜首都高を乗り継ぎほとんどの行程高速で行けるので楽ちん。所要時間も2時間ほど。

6時半に現地到着。管理人さんが回り込めば敷地に入れますと教えてくれた道は想像を超える細く荒れ果てた道。
普通車じゃお腹こするし草ぼうぼうで車を大事にしている方はとても通れない道。
入りたくない&入れない車の場合は入り口の駐車場に止めて道具を運ぶことになる。(ショートカットの道あり)

すごい道を通りやっとサイトに到着・・・すごいよ!資材置き場ですか???廃屋みたいな建物がたくさんあってなにやら廃材が並んでいる。
どこに設営するのかわからない。(ガイドブックでは15組可能と記載だが絶対無理)すでに1組がほぼ資材置き場に設営している。
またまた草ぼうぼうの細い通路を進むとやっと3組ほどが設営可能な空き地が。
そこで行き止りなので設営開始!と思いきやアブや蜂が車にバチバチ突進してきて怖くて車から降りれない。
防虫グッズをだし何とか設営開始。

初グッズなので時間がかかり日も昇ってきて汗だくだく。
私がタープを高めに調整するポールを忘れたため思うように張れず頭がつっかえました。次回はアレンジ楽しもう。

ベロの寝室部分は2人用で手持ちのサーマレストが隙間なく使えて足元が少し余るので着替えが置ける状況。
前室はとっても広くて雨が降ればここで過ごせます。

さてキャンプ場はどうなのかというと・・・トイレは一部を除き清掃はされていて水洗です。
炊事棟はここ何年か掃除はしていない感じです。岩風呂は管理人さん手作りで綺麗でした。
サイトは草ぼうぼうで自然の宝庫。インアウトはフリー&フリーで約束事は何もありません。

管理人さんも「蕎麦打ち」が主なお仕事でキャンプ場経営は遊びで。という感じ。
何しろ廃屋のような建物が一杯あってそれがなくなればキャンプ場としてもっと栄えそうです。
キャンプ場を囲むように流れる川(たぶん永野川)は美しい清流で暑さを忘れさせてくれました。

しかしながらテントサイトに戻れば横浜ほどではないが気温は30度以上はあり日が照りつける。
早起きして眠気が襲いベロの寝室で昼寝するも暑くて熱中症になりそうになる。マジで少し寝た後2人とも頭痛がしていた。

モーちゃんは水が嫌いです。
おいで〜〜といっても来ないので抱っこして無理やり入水。
まだ水に入ってない状態から犬かき開始!
水に入るともう必死(笑)
嫌がっていたけどこの川のお陰で涼しく過ごせたね!mo-chan

さて汗もかいたし露天岩風呂に入ろうと(一人400円で期間中フリーパス?)管理棟に行く。「すぐ裏がお風呂ですのでどうぞ」と。
見に行ったら入り口にドアがないので丸見えだよ。
しかも混浴?管理人さんに聞くと「あ〜〜混浴でも何でも好きに使って」とのこと。
タワルさんご夫妻とうちで男女別に監視しながら入ることにしてまず男性が更衣室に入ると湯という文字の暖簾発見。これで中は見えなくなりホット安心。
管理人さん教えてくださいよ〜〜さっき丸見えですか?と聞いたでしょ(笑)


さっぱりしてタワルさんご夫妻と飲み始める。夜になると急激に涼しくなる。20度強しかなくこのお陰で蚊は発生しないそうだ。
今回はkenjiの姫さんに教えてもらったモヒートというホワイトラムベースのカクテルを私が作った。
お二人は横浜の一番素敵なところにお住まいでいつもバーに通っているのでちょっとビビッたが・・・おいしいといってくださりホッとした。
タワルさんからはシェリー酒を頂きこれまた夏にぴったりのイケテル味だった。
主食はジンギスカン。最近はブームで肉もタレもスーパーで売っている。今回のタレは北海道で買ってきた塩だれ。激うま!夜も更けた。

開発の手が加えられていないだけに自然は一杯で昆虫の宝庫だった。
管理人さんが来場者の子供にカブトムシの幼虫をお土産にあげていました。
いくつか写真をアップします。名前がわかりません詳しい方教えてくださいね・・・LaLaちゃん。


キリギリス?

JUST!脱皮

クロアゲハ?

???

???

ナナフシ

インアウトフリーなので夕方までのんびりして行こうと決める。冷たいビールがなくなったので管理棟で生ビールを仕入れると・・・
レトロなお盆にエダマメとともにのってきた(笑)

川遊びをしたりビールを飲みながらゆっくりとして過ごした。あまり暑い時はタワルさんのシールドヘキサにお世話になった。やはりシールドの威力は偉大。
ベロとヘプタウイングのコンビネーションはかなり気に入った。もう少し涼しくなったらこの良さを満喫したい。
私たち2軒をふさぐように入口にもう1件のキャンパーさんがいたが常連さんらしく遅くまで管理人と酒を酌み交わしていた。
しかもここのお父さんは投網が趣味なようでみると洋服びっしょりではしゃいでいた。

少しずつ撤収を始めると雲行きが怪しい・・・遠くから雷が近づいてきた。すぐそばに落ちたような音もあって焦って車に逃げ込んだ。
雨も激しく降ってきたが撤収はどうにかセーフでラッキーでした。
mo-chanにとってはまたも受難だった。しかも24時間サル除けの空砲が鳴っていたし。
片付いたところでシャワーを借りてさっぱりする。戻ると大変なことが発生していた・・・・・

タワルさんの愛車がエンジンはかかるがギヤーが入らないのだ。ディーラーに連絡して解決法を試すが一向に改善しない。
最後に車を置いていく決断をした。しかしここは先ほども書いたがすごい荒れ放題の道を入ったしかも狭〜〜いキャンプ場。
とても積載車が入れない。とりあえず積載車が入ってきた場合を想定して手押しでサイトの広めのところに車を移動し。
色々悩んだ結果レッカー業者に任せて断腸の思いでプラドの同乗者となり一緒に帰宅。書けば簡単だがかなりの緊迫であった。

その翌日・・・さすがプロ車を技術でキャンプ場から救出して今は購入したディーラーの整備工場にいるということだ。まずは一安心。

てな感じで笑いあり災難ありで面白いキャンプでした。
到着時はなんだかすごいところに来てしまった感で落ち込んだがじっくり過ごすと管理人さんの自由奔放な経営が気に入ってきた。
設備はちょっといただけないが自然に手をつけないで不便さを提供してくれるところが軟弱な都会キャンパーには新鮮に感じた。
車の件でも気持ちよく手伝ってくれた管理人さん。見直しました(笑)
タワルさんも同意見でリピーターになろうと車で話しながら帰宅した・・・・THE END

***キャンプ場データ
キャンプ場 サイト 炊事場 トイレ ランドリー シャワー 風呂 売店 ゴミ 焚火 携帯 サイト
上永野キャンプ場 一応
オートサイト

(お湯無)

水洗
×
400円
×
ビンカンのみ処理
焚き火台
au×
 ○

**費用
サイト使用料金 ワンコ 高速 ガソリン 食費お酒など お風呂・シャワー 合計
2000 4890 4000 0 800 11690
高速料金は各種時間帯割引適応されています。

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