camp report 47			2005.9.17-19 野反湖キャンプ場 （群馬県六合村））	***
今年の9月は幸運なことに3連休が2回もある。2泊あれば遠出が出来ると前半は憧れを抱いていた野反湖キャンプ場をセレクトした。 パーキングから15分ほどリヤカーで荷物を運ぶというテント専用キャンプ場だ。返しに行くのが面倒という理由で何とか自力で運べる道具を準備した。 2週間前から準備は出来ていたがさまざまな情報がバックパックへの憧れを掻き立てた。 出発の2日前にデイナデザインというメーカーのザック×２を精進。 モーちゃんがいるからと消極的だった分野だが考えていても前進しないのでエイヤ〜〜！ 今回は全てパッキングは不可能だったが実際に担いでみて精進は無駄ではないと思った。もっと秘境やスノーシューなど夢は広がる。 ちょっいとバックパッカー気分で歩く道は爽快。そしてたどり着いたサイトは今まで経験のない自然そのものの地形のまさしく野営場であった。 野反湖の悠々たる湖面とトレッキングのメッカである山々に囲まれた美しい場所。 メインのサイトは平地に整備されてトイレ＆炊事棟は素晴らしく近代的。 しかし湖面寄り＆山寄りは草が刈ってあるだけの自然地形でどこでもお好きにどうぞ・・・・と手招いている。傾斜・デコボコの手ごわい場所を選んだ。 本当は2グループは入れる場所だが早い者勝ちで独占。ススキと笹に囲まれてプライベート感漂う♪ ずっとこういうところでキャンプしたかった自分に気づく。MSRクンもお喜びだろう・・・ 今回はお初ということでここに慣れるので精一杯。次回はトレッキングもしてみたい。世界が違う3日間だった。

17日PM11：45に自宅出発。ご存知の方も多いだろうが夜中の環状８号線工事渋滞にムカつきながらやっとの思いで関越道へ。
高坂SAで運転交代。どうにかノンストップで目当ての「尻焼温泉」に到着はAM4:00。
川に温泉がわいていて堰きとめてある場所で24時間無料で利用できるのだ。しかし雨が多いせいかぬるくて入れない。
1箇所だけお風呂場になっているところがあって先客のご夫婦の許可を得てご一緒する。
真っ暗闇なんで河原で服脱いでヌードで入りました。お話はしたけどお互い顔はわかりません（笑）楽しいプロローグでした。
そこから30分ほどで野反湖のパーキング到着。AM5:30。濃霧で何も見えず。湖はどこにあるの？状態。
受付は8時半からなので仮眠することにした。
うれしくて寝てもいられなくちょっと写真撮影。6時ころには霧も晴れ晴天の予感が。

まだ釣り人しかいないパーキング	第一キャンプ場（バンガロー）も霧の中
すっかり青空に・・・左が野反湖ロッジで受付はこちらで行う
出番を待つリヤカー 3連休は争奪戦が繰り広げられたのはいうまでもない	パーキングの炊事棟・利用は300円

8時半の受付まで少し寝ているとでっぱさんファミリーが到着。一番乗りできるように荷物を準備する。
受付も無事済ませさあ出発！

	今回の荷物はたったのこれだけ！ 去年の今頃の4分の一くらいかな（笑） バックパックはデイナデザインのもの。 パパ→bridger（66L） ママ→bomb pack（52L） パッキング不可能だった道具・・・ テント・タープ・チェア３脚・テーブル・焚き火テーブル・クーラーバック・食品 今後の課題です。
	道はウッドチップを固めたものでリヤカーの幅になっている。 涼しくて晴れていて最高の初背負いだった。
途中は景色のいい場所がたくさんあってあって目も楽しい。 モーちゃん湧き水で給水。

景色を楽しみながら歩いてキャンプサイトに到着しました。
まずは写真などでよくみる中央の一番便利で平坦なサイト。湖からは一段高くなっているので景色はいい。
でもここじゃ普通すぎで物足りない・・・色々歩き回ってパパがセレクトした場所がここです。

ここはリヤカーが入れないので平坦な中央サイトから手で荷物を運びます。 といってもちゃんとした道はなく草ボーボーの獣道を滑って転びそうになりながら運びます。 斜度がかなりあってデコボコです。 シュラフの下は色んなものを敷いて体が転がらないように調節。 イスやテーブルはその辺の石ころで高さ調節。スノーピークのアジャスターって偉大・・・と思う。 この青空と雲最高でした。

後ろから見るとこんな感じ。座っても立っても湖面が見えます。 キラキラとゆれるススキが秋を感じます。

セッティングして落ち着いてビールをシュッパッ！この瞬間がキャンプシーンで一番喜びを感じるかな・・・
今回も現地でゆっくりしたいため家で調理した料理を持参。暖める鍋とシェラカップだけ。
洗い物もほとんどなくて超楽だワン。
お風呂は朝のパーキングにある野反湖ロッジで入れる。午後1〜5時の4時間で一回300円。
沸かし湯でシャワー栓は5個。早く行かないとかなり汚いよ。窓から湖見えて一番風呂は最高だった！
パパがカメラを持ってお風呂に行ったときの写真を少しだけ。

上から見下ろすと小さな我が家	こちら釣り人さんたち
これが徒歩用のショートカット弁天橋	橋の下が釣り場になってます
	午後4時を回り中央サイトはほぼ満杯です。 トイレの前後ろごみ集積場の隣なんでもアりの混雑ぶり。 リヤカーが入れない湖よりの我がサイトは静寂です。 トイレ炊事棟はかなり立派です。 清掃もいき届いていますが何せ利用者が多いのですぐ汚れてしまうのが 実情です。 トイレは和式オンリーです。(水洗） 炊事棟は広くて蛇口数も多いです。
トイレ	炊事棟

夕方湖面へ降りてみた。本当はここに設営できると思っていたが全面禁止区域で残念だった。
野反湖は観光船など雰囲気を壊すものはなく時折展望台のアナウンスが聞こえるくらいでまったく静寂。夜は人工的な光りはない。
カヌーファンの皆さん残念ですが全面禁止です。

綺麗な湖畔線が続く	後ろは笹と小高い木が印象的な景色
	紅葉の季節にもう一度来てみたいと思った。 秋の気配はあちこちで感じられる。
野反湖1周トレッキングコース↑。けっこうな距離だ。キャンプ場を基地にしてエビ山・三壁山・弁天山などなど歩くところはたくさんある。 次回は２〜３時間歩いてみたい。モーちゃんは車で留守番してね。

一日目は場内を少し把握した。やはりキャンプするだけではもったいない場所である。歩かなきゃ・・・
いつもとは違う時間が流れた気がしたのは景色がよいからだろうか？
そろそろ日も暮れて夕げの時間。簡単なおでん。昨日はほぼ徹夜だったので今晩は早めに寝よう。

	今回調理は全てジベタリアン。これなかなかグ〜〜です。 吹きこぼれてもこぼしてもノープロブレム。 風防もピンを刺して初めて正しい使いかたしました（笑） 夜は冷え込みます。フリースでは寒いくらい。 モー様はご覧のようにシュラフの具になっています。 おやすみなさ〜〜い！9:00PM

おはようございます。さ〜〜パパの異常に早起きが始まります。4:30AMから一日が始まります。

4:30AMまだ星が主役	少し赤みを帯びた空。湖面には微風
太陽を浴びて空が青くなってきた	ママとモーちゃんは爆睡中だよ
	普段もキャンプも超寝不足好きなパパ。 モーちゃんも早朝起こされていい迷惑だワン！
朝露	6:13ご来光・・・今日も晴れだ

今日もまたまたいい天気。空には雲ひとつない。ススキと青空って意外とマッチするんだなぁ。

さあ！散歩に出かけるかね・・・モーちゃん。ウッドチップをかためた道はお散歩にはとってもグ〜〜！
草地は朝露でびっしょりなんでここまで抱っこしてお散歩開始。
野生動物のフンが落ちているので要注意。興味を示していました。

弁天橋は徒歩でパーキングや野反湖ロッジに行く 最短コース。 レトロで絵になる橋だ。 モーちゃんも怖がらずに渡ったよ！

２日目は日中かなり気温が上昇。我が家には木陰がなくかなりの暑さ。シールドのタープはこんな時力あるよね〜〜。
こういうキャンプをしてスノーピークのありがたみを実感するのもよいことだ。
近々大名キャンプもしてみたい。決してオートキャンプ嫌いになったわけではないのだ。
ロースタイルはかっこいいけどいつも低い姿勢になるので腰や膝に負担がかかる。腰痛持ちの私にはけっこうなスポーツなのだ。
ロースタイルも耐えられないようじゃバックパックなんて到底無理。鍛えるから！
てなことで日中は木陰のあるでっぱさんサイトにお邪魔させていただく。

この色のガスカートリッジでいいの？引っ掛け坊主は便利だよ！	気温は順調に上がって半そでの腕はジリジリ痛いくらい。
でっぱさんはアメニティー＆モノポールシェルター	初対面のYPAPAさんはモンベルで統一
ママの膝でだ〜れだれ	モーちゃんはおこちゃまに大人気！
そらちゃんちょっと見ないうちにお嬢ちゃんになって。 名カメラマンぶりを披露してくれました♪

お昼時になり我が家に戻って食事の後パパは一番風呂。お昼を過ぎると雲もかかり風も吹いてきた。
はぁ〜すずしい。雲の流れを見ているだけでも飽きないキャンプ場だ。

お風呂を済ませてトレッキングに出かけた。というもののモーちゃんも一緒なので距離は短く。
湖に沿って１周コースがあるのでそこを歩いてきた。途中からウッドチップの路面はなくなる。
ヘビの抜け殻などもあって野生の宝庫のようだ。

この日は夕方になって我が家の周りにもキャンパーさんが３〜４軒。	ウッドチップの道が終わってこんな山道に
３０分くらいは歩いたかな？涼しいからもーちゃんものりのり	エゾリンドウ。９月に咲く花だそうです
キャンプサイトははるかかなたに見えなくなり 「そろそろ帰ろうよ〜〜ママ」とモーちゃんが言ってます。
１時間ほど元気よく歩いたもーちゃん。立派なトレッキング犬でした。この後パパと全力疾走してました♪

２日目の夜はでっぱさんが我が家に遊びに来てくれてキャンプ道具のお話など盛り上がりました。
お月様が明るくて星は見えませんでしたが月明かりでのミーティングは楽しかったなぁ。
足元が悪いので夜のお散歩にはヘッドライトは必需品。

ネイチャーストーブに練炭使用でタンドリーチキン	夜ミーティング
月が主役の空。少し曇りがちになってきた。おやすみなさい〜〜

あっという間に最終日。この日は目覚めると曇り。雨が降らなければいいが・・・

	本日は5:00AMから撮影が始まったようです。 本当に寝るのがお嫌い・・・ 綺麗な朝焼け。早起きしなくちゃ生は見れない（ママ）
一人で途中までエビ山登山	上のほうには山岳テントのご一行が

ゆっくりしていこうかと思ったが段々と雲が厚みを増してついには小雨が降ってきた。回りも急いで撤収しているので少し焦ってしまう。
そうそう最終日のリヤカーの争奪戦はすごかった！朝からリヤカー返却を促すアナウンスがいいムードを壊していた。
あまりに不足すると管理人が軽トラで撤収にくるがつわものは専用のシェルに隠していた。混んでいるときはマナーを守って使おうよ〜〜。

朝の散歩で見つけた風流な看板	モーちゃんも満足げに見える
成せば成る	ついに撤収
	最近のマイブーム。最後は「チキンラーメン」
	ではでは・・・楽しかった３日間も終わり。１１時ころザックを担いで出発です。 モーちゃんはまだ帰りたくないようです。
帰りに富士見峠展望台に立ち寄りまた来ようと心に誓った。