camp report 48 | 2005.9.23-25 廻り目平キャンプ場 (長野県川上村) |
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9月の3連休後半は長野県川上村(レタスの名産地)のワイルドであろう場所を選んだ。日本のヨセミテと言われる花崗岩の渓谷美を楽しみに。 22日(木)の夜出発したかったが仕事好きな方がいて23日午前1時半の出発となる。今回も行きは徹夜だ。 渋滞もなく順調にかっ飛ばして4時45分には現地のゲートをくぐり時刻が刻印されたパーキングチケットを入手。 ここは可能イン6時〜アウト18時がである。その時間内にゲートをくぐらないと各1泊分超過料金を徴収される。 4時45分にインしてしまった私たち・・・初めてでわからなかったと申し出て許してもらった。幕営料金は2泊×2人で2800円なり(激安) 仮眠をするにも中途半端な時間で明るくなったころ設営を始める。とても広い場内はちょっと歩いたくらいでは把握できない。 あらかじめ体験者のHPなどでリサーチしていたパーキングより上部の林間サイトに決定する。車は最短距離にとめられたので荷物運びは楽だった。 斜度がきつく快適に過ごせる平地はほとんど無い。寝室はあるもので平らにしてイスやテーブルは石ころがアジャスターだ。 初日は好天・気温も快適でタープ不要。ベロだけ設営。開放感があっていい気持ち!夕方にはバイクツーリングでバロンパパが遊びに来た。 雨のお土産を頂き(笑)レクタLを張ることとなる。予報では雨が降らないわけがない・・・そっと車に放り込んだのが幸運だった。すごく降った・・・・ 単にキャンプを楽しんでいるのは周りを見る限り私たちだけ?皆さん目的があっての利用だ(クライミング・ボルダリング・山歩き・山菜採りetc) 場内散歩してみるとこれぞミニマムの鑑!といえるグループが一杯だ。一歩間違えたらマジで難民だ。でもかっこよく見えたのは気のせいか(笑) 炊事場も洗うものがない(洗わない)から汚れていない。鍋から食してフキフキしておしまい。 ある意味贅を尽くした私たちのサイトは逆に変だったに違いない。オートキャンプ嗜好ならばパーキングより下の川沿いのサイトがおすすめらしい。 目の前に環境があるのだから3日間とも小さなトレッキングをした。モーちゃんは車で留守番させた。彼にとってはちょうどよい爆睡タイムだったかも? 慣れていないので水分も持たないで出発したり間違えて獣道に入ってしまったり。次回はちゃん最低限の準備をしよう! 野反湖に続き我が家なりにワイルドな体験をした。この年から変わる&挑戦するのも悪くない。未来を考えるだけで楽しい。 |
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パーキングもかなりの傾斜地。みんな石で輪留めをしていました。 | |
白樺と青空のコントラストにしばし酔いしれた(貴重な青空はこれで最後だったのだ) |
テントの周りには種々の高山植物が彩りを添えていた。次回は花図鑑でも買おうかな。
標高1600メートルの花たちはみんな可憐で素朴。 一輪一輪マクロで撮るととっても美しいと思う。 ←キノコちゃん。かわいかったです。でも毒キノコかも? 山菜採りの方も一杯いました。 |
比較的平坦で車が近くにおけるA・B・Cサイトは(一番下の地図参照)3連休で来場者も多かった。
それに比べかなり不便な我がサイトはガランとしていた。時々クライミングの方が通るくらいで静寂そのもの。
小さめのテントがあるならばこちらのほうがワイルドで心地いいかも?白樺越に花崗岩も見えました。
こんな花崗岩が山肌のあちこちに突出していて荒々しい。自然の芸術としか言いようがない。 | |
森は白樺が多くて柔らかな感じ。 | |
久しぶりのタープ無しは気持ちいい! | 前回の教訓で水分はマメに。右は違う水分(笑) |
この一角はほとんど人もいなく静かに過ごせた。モーちゃんも自由に。 |
ここで施設紹介を。
秘境ですが登山者の宿泊施設金峰山荘(キャンプ受付)は立派。
お風呂はこちらで利用。13〜19時の間400円。シャワーは7口・湯船はかなりの大きさで清潔感があります。
24時間利用できるシャワーも男女各3室あり。3分100円。ストッパー付。
トイレは1箇所をのぞき水洗ですし水場も綺麗。設営した場所からはちょいと遠く不便でしたがその分静かだったので満足。
金峰山荘 | 水洗トイレ(もう1箇所このタイプアり) | 汲み取りトイレ |
レトロですが使いやすい炊事棟 | シャワーハウス |
初日は軽く金峰渓谷にトレッキング。金峰山に向かって歩くと程なく金峰山川に降りられる小道がたくさんある。
まさに渓谷美・・・清流もうっとりするほど綺麗。川に手を入れるとキンキンに冷たい。この川が千曲川の源流ということだ。
渓谷に入る前にカモシカ登山道。 上級コースで3時間。私たちには無理そうだ。 |
こちらはパーキングより下のサイトいくらか平坦。ファミキャンも多い。 道端への駐車可能台数が少ないので早いもの勝ち。 |
渓谷が見えてきた。 |
わ〜〜綺麗な水。飲めそう! |
もう少し上流まで歩く。だ〜〜れもいなく川の流れる音だけがゴーゴー響き渡る。しばし世界を味わう。 | |
落石注意って言われても・・・ |
夕方から時々雨が・・・似合わないがレクタLを張る。快適だ! |
初日の夕方渓谷のトレッキングをしているとバロンパパさんから電話でもうすぐ着きますとの連絡。しかし待てど暮らせどこない・・・ちょっと心配。
お風呂に入って歩いているとやっと到着したのが見える。塩山側からすごい悪路を走ってきたとのことで恐怖体験だったらしい(笑)
その体験はご本人のHPで・・・今までの超大名とはうって変わりお互い大変なミニマム。出会い1周年でお互い変わった!
2日目の朝が来た。朝から天気が悪く撤収のバロンパパさんに容赦なく雨足が強まる。レクタがあってマジで幸せを感じた。
2日目の朝は早朝から雲行きが怪しい。低い雲が立ち込めている。 | |
ママ&モーちゃんはまだ寝てますぞ。 |
林の中の人物は? 前日からバイクで遊びに来ていたバロンパパさんです。 少し離れた場所にヒッソリと居を構えました。 一人で男の世界を楽しんでいます! |
蝶の世界。音を立てると逃げてしまうので抜き足差し足忍び足・・・・息を止めて・・・・
2日目雨のやみ間をみてトレッキングに出かけました。ボルダリングの方が歩いていく方向に進んで見物するつもりでした。
案内板もない細い道へ進むといきなり急勾配。木につかまらなければ上れないところも。行ってもいっても誰もいないよ〜〜!
山菜採りじゃないけどみんな自分だけの秘密の場所があるらしい。
上りはいいけど下りのことを考えると不安だった。そこで杖をゲット!こんなことならスノーシュー用に買ったポール持ってくるんだった。
危険なのでいったん下界に戻って今度は屋根岩パノラマコースへ軌道修正。すれ違う親子に聞けば初心者でもOKとのこと。
普通に歩けばいいのに冒険野郎のパパがまた地図にない危険なところを上り始めた。花崗岩の天辺に上ったら眼下にキャンプ場が見えたそうだ。
ドンドン森が深くなり光りが遠くなる | こちらクライミングの壁。金具が打ってあった。 |
これじゃ黄門様 |
こんな岩が落ちてこないとも限らない |
自然の寄せ植え |
危ない思いをして撮った一枚 |
一番ビビッタ岩場・雨で滑るのだ |
2時間ほどデンジャラスな遊びをしてサイトに戻ってほっとする。
運動したお陰でお腹も空いて健康的だ。汗びっしょりかいたのでお風呂に行きたいところだがまずはお昼ご飯だ。
日が暮れるまで降ったり止んだりの天気。
手前の木はなんとアジサイ。まだ花が残っていた。 |
ネイチャーストーブの五徳&網が火力調節に大活躍! |
お留守番で甘えん坊になってくっつき魔。 |
ネイチャーストーブ&練炭は病みつき。いつでも熱いお湯が。 |
いきなり夜の風景!寒いので焼酎お湯割り・かなりうまい! | タンドリーチキン&野菜焼き |
3日目は朝から雨。携帯で調べると曇りのち晴れの予報。これから回復するんだ!と信じてのんびりを決め込むが
昼になっても一向に止む気配がないどころか雨足は強まるばかり。
これでは山歩きも出来ない。仕方なく簡単なお昼ご飯を済ました後片付け始める。
一応4駆なら通れる車道があるので車をレクタの下に入れて(利用者が多いときは出来ないかも)雨被害を最小限に抑える。
モーちゃんにとってはお留守番と散歩に適さない路面であまり心地よくなかったと思います。
ワイルドが2度続いたので今度は芝生の綺麗なところでも行きましょうかね♪
尖った石がゴロゴロしているので 肉球が傷つきやすいです。 小型ワンコにはあまり適していません。 モーちゃんゴメンよ。 |
人間不便なリに色々考え付くものです。あるもので何とかするのが楽しかったりして♪ホーボージュンさんの「使うかどうかわからないものは
持たない」というお言葉が最近好きです。準備するとき頭の中で自分に問いかけます「これ本当に使うの?」って。
いやいや〜〜今回も自然に抱かれた環境に身をおけてそれだけで満足でした・・・おしまい。
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キャンプ場 | サイト | 炊事場 | トイレ | ランドリー | シャワー | 風呂 | 売店 | ゴミ | 焚火 | 携帯 | サイト | 犬 |
廻り目平キャンプ場 | テント専用フリー | ○ お湯無 |
○ 和式水洗 和式汲取 |
○ | ○ | ○ | ○ | × | 直火OK | △ | 草・土 | ○ |
サイト使用料金 | ワンコ | 高速 | ガソリン | 食費・お酒など | お風呂・シャワー | 合計 |
2800 | 0 | 2850 | 5000 | 0 | 1600 | 12250 |