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上高地スノーシュートレック&小梨平キャンプ場野営
day 2006.3.18(sut)~20(mon) weather 晴〜曇〜雪 style スノーシューでトレッキング menber 6名パーティー

coures 1日目(8キロ)→沢渡岩見沢パーキング集合〜釜トンネル(タクシーで移動)〜大正池〜小梨平キャンプ場
2日目(8キロ)→小梨平キャンプ場〜河童橋〜明神〜明神橋〜小梨平キャンプ場〜大正池(梓川左岸コース)
3日目(7.6キロ)→小梨平キャンプ場〜大正池(梓川左岸コース)〜釜トンネル(タクシーで移動)〜沢渡岩見沢パーキング
total 23.6キロ

GPS経路
  
18日→赤色
19日→黄色
20日→青色


予てからキャンプ仲間のでっぱさんが計画を進めてくださっていた「上高地スノーシュートレック」の日がやってきた。
17日にパパを会社まで迎えに行きモーちゃんを実家に預け22時頃出発!
しかし出発とともに車の右テールランプとフェンダーをコンクリート壁にぶつけ(パパがですよ^^)なんだか幸先の悪いほろ苦い出発となりました。



18日(土曜日)
沢渡(7:00)〜大正池(8:50)〜上高地バスターミナル(12:00)〜小梨平キャンプ場(13:30)

相模湖インターから中央高速に入り長野道を経由して松本で降りる。約1時間ほどで沢渡(さわんど)の「岩見沢パーキング」へ到着。2時半〜5時まで仮眠。
キンと冷えた空気・天気はよさそう♪


岩見沢パーキング

でっぱさん・氷壁気分で電車で松本までやってきたmelさん・kちゃんは1時頃には仮眠していたとのこと。
バロンパパさんは明け方到着したようでほぼ徹夜状態。7時にアルピコタクシー2台が出迎え。3名ずつ分乗して釜トンネルへ。(片道2350円なり)

釜トンネルは最大傾斜11度という準備運動には激し過ぎるのぼり。暗くて時々許可車も通る空気の悪い1310メートル(汗)
しかし出口の景色に期待を膨らませて前進あるのみ!


釜トンネル入り口・タクシーはここまで

どうせならトンネル出口までタクシー乗せて欲しいよ・・・

やっとトンネルを出ると思ったほど天気はよくない。数日は雪が降っていないと見え道路は凍結部分がむき出しで足元をすくわれる。
大げさかと思ったけど12本アイゼンを装着!背中の荷物とともに転ぶよりはまし。


やっとの思い出トンネル脱出

ツルツルの道路を注意深く歩くmelさん・kちゃん
ほか4名はアイゼンつけて安心^^


歩き始めて程なくすると左前方に見えてきました!まだ見ぬ穂高連峰の姿。朝のうちはご覧のように青空に稜線がくっきりと見えました。
大正池に着くと無風状態の鏡の湖面に逆さ穂高連峰を見ることができました。この旅の目的の一つ達成!



岳沢カール

明神岳と明神主峰

めったに見れない光景らしいです・青空だったらもっと・・・・

大正池に映る逆さ焼岳

撮影休憩をして河童橋へ向かって出発です。大正池ホテルからはいよいよスノーシュー装着です。


昼頃やっと上高地バスターミナルに到着。計画では昼食後明神までトレッキングだったが体力を考え今日はここまで。楽しいお昼ごはん。
冬の上高地には冬季トイレは所々設置されているが飲み水は一切ない。もちろん自販機なんてないですよ^^
モーちゃん家はスパゲッティ・明太子ソース。さっそく雪でお湯を沸かしてスパゲティーを茹でました。
コーヒーも飲んでみましたがビミョーな味が・・・でもお腹を壊したりはしませんでしたよ。


4月中旬まではお休みのバスセンター

巨大東屋・でっぱさんチームはここに幕営

東屋にて全員でランチタイム


午後からは雪が降ってきた。バロンパパさんとモーちゃん家のみ小梨平キャンプ場に幕営。冬季は無料で使わせてもらえ冬季トイレがあるのはありがたや。
利便性を考えてかまど棟にテントの入り口を突っ込み屋根の下を食堂リビングとしました。
雪は5〜60センチ積もっているのだろうか釜戸はほぼ埋没状態。テント周りに風防を作ろうと思いましたが柔らかな雪が10センチほどしかなく断念。
この日は風もなく気温もプラス3度ほどあり暖かだったのです。


お互いニューテント(ランドブリーズソロ&ゴアライズ2)

でっぱさんチームが遊びに来てしばし歓談


軽く散策を楽しみ19時前にはシュラフに入る。



19日(日曜日)
小梨平(8:20)〜バスターミナル(8;35)〜河童橋(9:30)〜明神池(11:30)〜明神橋(12:50)〜小梨平キャンプ場(14:00)

一夜明けて・・・アライテント製の「ゴアライズ2」の居住性はどうだったかというと内側全く結露なし!生地に触ってもサラットしている。
さすが呼吸する素材ゴアテックスだ。今回は雪か雨との予報もあったのでフライシートをかけているが天候がよければ不要。
スリーブの片方が袋とじになっていて一人でもすばやく設営できる利点もある。
ペグは付属品を使った。念のため一箇所2本ずつバッテンに打ち込む。そこを雪で埋めてめて固定。(撤収のとき凍ってしまい大変!ピッケルで氷を砕く)

朝でっぱさんチームを見送りその後3人で明神に出発。10時頃には少しずつ風が強くなりときどき強風吹き荒れる中進む。残してきたテントが不憫なくらいの風。
河童橋を渡った対岸から明神池〜明神橋を渡って小梨平に戻るコース。
往路はトレールがなくときどき迷いながらgpsで位置を確認して進む。帰路は迷いようもないしっかりとしたトレールがついていました。
明神池は半分凍っていて明神岳もかすんで見えず・・・あまり行った甲斐はなかったが寝すぎ解消のよい運動になりました。


静寂な河童橋を渡ってトレックスタート

小川があちこちに・・・慎重に木の橋を渡る

穂高神社・日本アルプス遭難者の碑などもあった

神社裏手の明神池

明神橋を渡って帰路につきます

小梨平に戻ると風が強くなって寒い・*雪の風防を作る

*雪の風防はスノースコップで四角く切った雪塊をレンガ状に重ねていきます。重ねるとき軽く手で押してくっつけると強度が増します。
雪洞を掘るほどの深く柔らかな雪がないときは役立つかも?このあと手前にイスを作って食事したりしました。

風防を作ってもマイナス10度プラス強風の体感温度は相当低くて夕食も震えながら食べてそそくさとテントにもぐりこむ。
足の指とかかとが凍ったように冷たく眠れない・・・シュラフの中で靴下を脱いでしばらくマッサージ。感覚が戻りやっと眠る。
風はドンドン強くなる一方で夜中嵐が吹き荒れテントごと飛ばされるのでは?という恐怖感すら感じる。気圧は830ミリバール付近を保ったまま。

夕方から強風が吹き荒れる悪天候に・・・携帯で天気予報を見ると20日は晴れマーク一個で今夜は星空指数80%とバロンパパさんの出番だったが・・・

体を温めるためウイスキーをアルミボトルに入れて持参したが飲み口が凍って下唇にくっついてしまうのには参りました^^



20日(月曜日)
小梨平キャンプ場(10:00)〜大正池(11:20)〜釜トンネル入り口(12:40)〜沢渡パーキング(13:15)

朝起きるとさすがにテントの4隅は少し凍っていた。シュラフの顔付近はバリバリ^^
就寝時の寒さ対策としてはシュラフが直接テントの生地に触れないように4辺に荷物を置くことも有効。シュラフカバーは冬季は必需。
困ったことは水の凍結・・・プラティパスに入れて持参しましたがテントの中でも凍る寸前に。寝るときは衣類で包むなどしてバックパックの中に保存でした。

朝のうちは天気が持ち直したかのように青空が見えていましたが・・・また雪が降ったりと一筋縄ではいかないお天気。
焼岳の素晴らしい姿を見れたからよしとするか!

ちょっと朝焼けしたりして今日は晴天???

スカッとした晴天写真がなかったのでドンと3枚・・・本当に気持ちのいい青空でした。すご〜〜く寒い朝でした。

朝日と凍る雪面
お願い!最後に稜線見せてください
雲がビュンビュン流れる・焼岳はあっという間に真っ白だった

釜トンネルに戻る途中からまた雪が降り出しました。景色は何も見えずひたすら歩きました。

頑張った背中・・・はじめはどうなることかと思いましたが何とか背負いきりました。

釜トンネルはいる前にタクシーを呼んでおきました。携帯は通じます。(docomo)
そして文明社会へ。車に残していったビールは飲み頃に冷えていました。
このあと沢渡温泉にのんびりつかり時間をかけて食事をしてお互い帰路につきました。下界はすっかり晴れていました。


お疲れ様〜〜生きててよかった!




装備
*天候次第で岳沢ヒュッテまで登ろうとしていたのでその分の装備が含まれています。

   papa(23キロくらい)
mama(18キロくらい)
バックパック デイナデザイン ブリッジャー(66L) デイナデザイン ボムパック(52L)
スノーシュー MSR ライトニングアッセントM22 MSR ライトニングアッセントW22
ポール レキ マカルーウルトラライトコンパクトコルテックアンチ MSR デナリV
テント アライテント ゴアライズ2&フライシート ----------
シュラフ モンベル SSダウンハガー#0 モンベル SSダウンハガー#0
シュラフカバー マウンテンハードウエアー コンデュイットSLビビー マウンテンハードウエアー コンデュイットSLビビー
マット サーマレスト プロライト3レギュラー プロライト3女性用
火気 プリムス P-153 プリムス P-153
ガス スノーピーク 250×1 スノーピーク 250×2
コッヘル スノーピーク Fトレック900 ユニフレーム アルミクッカー
食器 スノーピーク ダブルチタンマグ450
チタンカトラリー
スノーピーク ダブルチタンマグ450
チタンカトラリー
スノーショベル ブラックダイアモンド テレリンクショベル ボレー ミニショベル
ピッケル ブラックダイアモンド ベノム・64センチ ブラックダイアモンド レイブンプロ・60センチ
アイゼン グリベル エアーテック・ニュークラシック グリベル エアーテック・ニュークラシック
ツェルト ---------- アライテント ビバークツェルト1
ザックカバー デイナデザイン パックフライ デイナデザイン パックフライ
レインコート フォックスファイヤー GTXレインスーツ フォックスファイヤー エアロポーラスレインスーツ
ヘッドランプ ペツル ミオライト3 ブラックダイアモンド ヘリオン
ランタン ---------- スノーピーク
GPS ガーミン GPSmap60CS ---------- 
銀マット 130×200 ----------
座布団 ユニフレーム ざぶとん ユニフレーム ざぶとん
食料 ---------- 岳食・アルファ米・レトルト・お菓子など6食分
2.5リットル(プラティパス) 2.5リットル(プラティパス)
アルコール ビール350×1・ウイスキー200ml ビール350×1
薬セット ---------- 常備薬&三角巾など
着替え 上下1セット 上下1セット
防寒着 ダウンジャケット&パンツ ダウンジャケット&パンツ
カメラ キャノン 20D&レンズ ソニー サイバーショットT-9


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