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mountain report-19 |
鳳凰山縦走・テント泊 |
day | 2006.4.30(sun)~5.2(tue) | weather | 晴〜曇〜暴風雨〜雨〜雷雨 | style | 登山 | menber | mo-chanパパ&ママ |
coures | 夜叉神峠〜杖立峠〜山火事跡〜苺平〜南御室小屋(1泊目)〜砂払岳〜薬師小屋〜薬師岳〜観音岳〜鳳凰小屋(2泊目)〜地蔵岳 〜鳳凰小屋〜燕頭山〜御座石温泉 |
GPS経路 |
ACTIV LOG |
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ゴールデンウイーク前半2泊3日で南アルプス鳳凰山へ行って来ました。
鳳凰山は色々説はあるようですが薬師岳・観音岳・地蔵岳の3つの峰を指して鳳凰三山という呼び名で親しまれているようです。
富士山と白峰三山(北岳・間の岳・農鳥岳)の絶好の展望ポイントとしても人気の高い山ということです。
そんなに難しい山ではないようですが例年より格段に多い残雪にビビリながらも出発です。体力的には厳しいけど経済的に楽なテント泊にしました。
今回は初めての公共交通機関利用・・・なんだか遠足みたいでワクワクです。
4月30日(日曜日) |
AM4:35茅ヶ崎駅 |
JR相模線で橋本&中央線で八王子 |
中央本線でAM8:08甲府到着 |
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AM9:00発臨時夜叉神峠登山口行・登山者だけ^^ |
レトロなバス |
夜叉神峠登山口着(10:14) |
ここまではマイカーも入れて観光客もたくさんいました。雪も見当たらず春一色の山あいの登山口です。(水洗トイレ・水あり)
<覚書> 茅ヶ崎〜甲府 @2210 甲府〜夜叉神峠登山口 @1380 合計7180
夜叉神峠登山口を出発です。1時間ほどで夜叉神峠小屋に到着しました。
ここまでは家族連れなどのハイカーがほとんどでにぎやかです。春爛漫で暑い暑い!
10:24出発! |
夜叉神峠・1770m着(11:21)いきなり白峰三山の展望が開ける。 |
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ハイカーでにぎわう夜叉神峠小屋・宿泊可だが週末営業らしい。 トイレはチップ制のようでした。 |
こちら笹に囲まれたテント指定地。 |
喧騒を離れ静かな登山道に入る(11:30)杖立峠前から登山道にはカリカリに凍った雪が現れる。
最初のうちは雪をよけて歩いていましたが時間がかかるのでアイゼンをつけがてら軽くお昼を食べる。(13:17)
荒涼とした急登を行く・・・まだ雪は無し。 |
ついに雪が出現。樹林帯でひんやりする。 |
山火事跡かと思ったけどまだまだだった^^ 鞍部にて休憩(13:58)
雪上歩行はやっぱり疲れが違う。私は膝から下がパンパンになった。
今のところ晴天なり!暑い。 |
一日目は長距離なのでなるべくガイド本通りのコースタイムで頑張る。このあたりは予定通り。
山火事跡に到着(14:31)富士山・白峰三山の絶好のビューポイントということですが残念ながら富士山は見えずじまい。
登山口から約4時間経過。
廃材利用?のピラミッドが各所の登山標識になってます。 |
山火事跡からの白峰三山(左から農鳥岳・間ノ岳・北岳) |
この後はダラダラと辛い登りが続く・・・負けそうになる私だったけど休憩をとりながら苺平までがんばる。
苺平までくればあと30分ほどで今日の宿泊地南御室小屋だ。
雪の多い苺平到着(15:45)何もない暗い鞍部にがっくり。 |
山荘までは樹林帯の暗いトラバーズ続き。 |
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南御室小屋着(16:20)・・・6時間ほぼ歩き続けでクタクタ状態。標高2500メートルはかなり寒い。 パパが雪を掘ってテントを設営。 さ〜てゆっくりしようかと思ったときにザ〜〜ッと雨が降ってきて夜中まで止むことはなかった。 風も強く春の嵐の夜。朝まで一度もテントから出れなくて閉所恐怖症になりそうだった。 トイレはヤバイくらいにこわい。抜けそうな床に深い穴だけ。水場はあり。携帯は一部場所のみ通じるらしい。テント場@500 |
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テント回りには雪の壁を。暴風雨だったので大正解。 よく眠れました。 1日朝5時20分頃撮影。↑→ |
夜明け・テント場はかなり広いです。 |
一夜明けてどうやら雨は止んでいたが風がすごく強い。不安に思いながらも本日のルート薬師岳・観音岳・地蔵岳に向けて出発!(6:20)
5月1日(月) | ||
小屋を出るといきなりの急斜面。 |
やっと光が差し込む斜面に。 |
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素晴らしい景観の砂払岳は強風で雪も飛ばされ砂が露出していた。何しろ今まで生きていた中で一番強風。 台風の中に身をおいている感じ。 この辺から大小の花崗岩のオンパレードになる。 |
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決死のカメラマン。 |
絶景みたいけど前に進めない私。 フードかぶっていないとニット帽子も脱げそうだった。 |
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花崗岩越の白峰三山が見える。 |
これから向かう薬師岳・観音岳が見渡せる。 |
砂払岳から少し下った鞍部に薬師岳小屋はあるがそこへ辿り着くのは本当に決死だった。
自分がカイトになって舞い上がってしまう気分なんてそんなに味わえません。重い荷物が背中にあるのもバランス崩しやすいです。
出発前は雪のことばかりが不安だったけど風ってこんなに怖いものなのですね・・・これで視界の悪い吹雪になれば・・・遭難?・・・ゾッとしました。
瞬間風速は40メートルくらい??? |
この砂地を渡るときはメチャ怖かった。 ヨタヨタして千鳥足になってしまうのです。 引き返そうかと真剣に思った。 |
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小屋はもうすぐ・がんばろ〜〜! |
やっと薬師岳小屋に(8:00)生きた心地が・・・でも依然強風。 |
気を取り直して小屋から少し稜線を登る薬師岳に向けて出発です。(8:10)
真っ白な世界・・・段々と北岳が真横に見えてきました。 |
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弱気なママも景色が見えるとちょっと頑張る気になる^^ |
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一つ目のピーク薬師岳・2780m到着!(8:30) 南御室小屋からのコースタイムは2時間10分。まずまずだ。 ここでパパのザックのポケットに入っていたユニフレームの座布団が風に乗ってヒラヒラ飛んでいった(驚) |
さあ!次なるピーク観音岳を目指してもう一踏ん張りです。(8:35)
真っ白な稜線歩きは強風ながら心地よかったです。
冬山気分満点。 |
この辺は景色に感動しながら歩けました。 |
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ついに北岳が真横に。バットレス(胸壁)。こんなところを登る人もいるかと思うと驚きの世界です。 |
遂に鳳凰三山の最高峰観音岳2840mに到着しました。(9:35)
山頂からの大展望は荒々しい。北岳。 |
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右に目を移すと仙丈ヶ岳〜甲斐駒ヶ岳(右端) |
観音岳山頂には2人組のパーティーが・・・まだゴールデンウイーク本番ではないので登山者は少ない。昨日から出あった人は20人くらいかな?
各山荘はゴールデンウイーク限定でオープンしているところも。よく確認してから出かけたほうがいいですね。
さてさて最後のピークオベリスクが有名な地蔵岳へ出発です!(9:50)
またもや強風地帯を進む。 |
この辺でパパも断念する風に。細かい砂が目・鼻に入って前に進めない。 |
左・赤抜沢の頭を経由して右手・地蔵岳から鳳凰小屋に歩く予定だったが・・・・! |
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オベリスク(山頂にそびえる岩の塔)を望遠で |
地蔵岳を後にしてコース通りに歩を進めるが賽の河原手前であまりの風に地蔵岳アタックは中止に。
冒険野郎のパパでさえ「もうやめよう」というのだからすごかった・・・目は開けていられなく口の中はジャリジャリ。
普通に歩けなくアイゼンで自分の足を勝手にキックしてしまう。ふぅ〜〜。
かなりな急斜面を下ったので登り返すのは嫌気が差したが30分ほど戻ったところに鳳凰小屋への近道があるのが幸いだった。
近道はすごい下りでした。 |
鳳凰小屋着。(12:00) この日に水が開通したのはラッキー!雪解け水がジャージャー流れています。 |
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@600円のモルツを2本買って至極のとき。 |
いい感じのテント場。 |
ここは山に囲まれた盆地のようなところで到着時は風もなく暖か。やっと風から開放されてうれしい気分でランチ&貴重なビールを。
鳳凰小屋テント場は@500。とてもきれいに管理されている。トイレはボットンだが怖くないタイプ。
雪解け水での洗顔や体を拭いたりして気分はかなりリセットできました。
明日早朝空身で地蔵岳再アタックすることを決めて18時頃には床に就く(超早っ!)
20時になっても大騒ぎしている男女3人にママが注意。ここは山だぞ・うちのテントの至近距離に設営して騒ぐなんて許せん!
一夜明けて3時半起き。
空はどんより今にも降りそう・・・「明日は晴天!」と昨日山荘のご主人に言われたのにな・・・・
5月2日(火) | ||||
小屋はまだ雪に埋もれ |
水場はずっと流れたままの雪解け水・おいしかった |
まだ空けぬテン場 |
明るくなったのでとりあえず地蔵岳にアタック開始。空身だとスタスタ歩ける。(5:00)
雪崩れのおきそうな沢歩き。 |
地蔵岳オベリスクはもうそこです。 |
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ここで雨と風が。オベリスクも雲におおわれ。 |
断念しました・・・ |
テント場に戻るや否やザ〜〜ッと雨が降ってきました。狭いゴアライズの中でお方付け。
止みまにテントをササッとしまって御座石温泉に向けて出発です。(7:50)
計画では滝を見ながら青木鉱泉に戻る予定でしたが山荘ご主人よりトレールがなく危険なので御座石温泉に下山を進められました。
初めてのザックレインカバーをつけて雨対策を万全です。
ぬりかべ^^ |
デイナデザインのパックフライ(レインカバー)はフードつきで ザックと背中の間に雨が侵入しなくてよかったです。 |
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ここでやっと半分。雪はどうやら消えました。 |
温泉旅館の炬燵。次なる山を研究中。 |
帰路はサクサク帰れると思いきや出発してすぐの雷&雨&雪の怖いトラバーズ(パパまた落ちました)
股近いツボ足にはまってしまうことあってバランス崩して危険だしでそのたびに体力消耗します。
↑の燕頭山からはこれでもかというほどの急な下りにうんざり。アイゼンをとった後も日陰のアイスバーンが多くて時間がかかりました。
やっとの思いで御座石温泉着!(12:40)小屋から4時間50分。夏道のモデルコースタイムは3時間30分なので相当オーバーしてしまいました。
写真下右は御座石温泉での一コマ。お風呂に入っておそばを食べて炬燵でバスを待ちます。
お風呂@1260×2 おそば@1260×2 ビール@500×3・・・・ここで6540円も使ってしまった!
お風呂は最高の気分なので許せるけどおそば1260円はちょっとムムム・・・でした。(ぬるい・のびてる・少ない)
3時30分ジェットコースターのようなバス(運転手が体が飛ぶので気をつけてと)に揺られ韮崎駅へ。無事帰れてよかった。オシマイ。
<覚書> 韮崎〜茅ヶ崎 @2520 御座石温泉〜韮崎 @1700 合計8440
mountain top |
home |
装備 | ||||
papa |
mama | |||
バックパック | デイナデザイン | ブリッジャー(66L) | デイナデザイン | ボムパック(52L) |
ポール | ---------- | ---------- | ||
テント | アライテント | ゴアライズ2&フライシート | ---------- | |
シュラフ | マウンテンハードウエアー | ファントム15メンズ | マウンテンハードウエアー | ファントム15ウイメンズ |
シュラフカバー | ---------- | ---------- | ||
マット | サーマレスト | プロライト3レギュラー | サーマレスト | プロライト3女性用 |
火気 | プリムス | P-153 | プリムス | P-153 |
ガス | プリムス | 250×1 | プリムス | 250×1 |
コッヘル | スノーピーク | カップインチタン | ユニフレーム | カップインチタン |
カトラリー | スノーピーク | チタンカトラリー | スノーピーク | チタンカトラリー |
ナイフ | スパイダルゴ | スパイダルゴ | エンデューラパシフィック | |
スノーショベル | ---------- | ---------- | ||
ピッケル | ブラックダイアモンド | ベノム | ブラックダイアモンド | レイブンプロ |
アイゼン | グリベル | エアテック ニューークラシック |
グリベル | エアテック ニューークラシック |
ツェルト | ---------- | ---------- | ||
ザックカバー | デイナデザイン | パックフライ | デイナデザイン | パックフライ |
レインコート | パタゴニア | ジェットストリーム& レインシャドー |
パタゴニア | レインシャドー上下 |
ヘッドランプ | ペツル | ミオライト3 | ブラックダイアモンド | ヘリオン |
ランタン | ---------- | スノーピーク | 天 | |
GPS | ガーミン | GPSmap60CS | ---------- | |
銀マット | 130×200 | ---------- | ||
座布団 | ユニフレーム | ざぶとん | ユニフレーム | ざぶとん |
食料 | ---------- | 岳食・アルファ米・レトルト・お菓子など7食分 | ||
水 | 1リットル(プラティパス) | 1リットル(プラティパス) | ||
アルコール | ビール500ml | ワイン500ml | ||
薬セット | ---------- | 常備薬&三角巾など | ||
着替え | 上下1セット | 上下1セット | ||
防寒着 | ダウンジャケット&パンツ | ダウンジャケット&パンツ | ||
カメラ | キャノン | 20D | ソニー | サイバーショットT-9 |