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mountain report-31 |
天狗岳(東天狗)標高2640m |
day | 2006.12.3(sun)~4(mon) | weather | 曇〜時々晴 | style | 登山 | menber | MP(隊長)&MM(副隊長) |
coures | 渋の湯P〜黒百合ヒュッテ〜中山峠展望台〜黒百合ヒュッテ〜唐沢鉱泉〜渋の湯P |
GPS経路 |
ACTIV LOG |
とにかく山に登りたかったのですが気がつけば12月。希望の山はもう雪に閉ざされてしまいました。
今までの経験と装備を生かして登れる山はどこだろうと考え決めたのが北八ヶ岳に位置する天狗岳。
天気図をチェックすると大きな崩れはなさそう・・・もし天候が悪化したら黒百合ヒュッテ→まででも登山は楽しめる。
南岳では悪天候で体調が悪くなったのを学習して用意は万端にしました。
着脱しやすいウエアーやゴーグルをザックの一番上につめてもしもの吹雪にも万全の体制で向かいました。
天候にはあまり恵まれませんでしたが吹雪くこともなく雪山の経験ができてとっても有意義な2日間でした。
北八ヶ岳は標高が低いと苔むす静寂の森林帯・高くなるとゴロゴロ石の急斜面と変化に富んで面白いです。
夏とは違った白い山の表情はやっぱり素敵でした。
3日0時半ころ渋の湯パーキング着。すでに小雪がちらついていて空はどんより。ここで6時まで仮眠。
パーキングに到着する手前ではカモシカがたくさん出現してびっくり。運転には気をつけましょう!
このパーキングは通年利用できるとのことです。もうスタッドレスタイヤじゃないと無理です。
こちらのホテルでパーキング受付をします。 1000円/1日にはぶっ飛びました! |
パーキングの公衆トイレ。 とても清潔で暖房付。 |
テニスコートの隣がパーキングになっています。 最大20台程度でしょうか・・・ |
3日の行動予定は黒百合ヒュッテまでなのでゆっくり準備をして朝食をとって出発。
健脚な天狗岳日帰り組はとっくに出かけてしまいました。
8時15分登山口補導所。 ここで登山届けを提出できます。 橋を渡るといきなり急登が始ります。 |
8時30分1つ目の分岐点。雪は止んでいましたが登山道にはうっすら。 短時間の急登の後はなだらかな斜面が続きます。 |
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9時10分2つめの分岐。 |
石がゴロゴロしたなだらかな登山道が続きます。 木々もうっすらと雪化粧をまとってきました。 |
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10時40分黒百合ヒュッテ到着。
途中凍結箇所もありましたがなだらかな登りで注意しながらアイゼンなしで歩けました。
到着時はマイナス10度!
シラビソの森に囲まれた雰囲気のいいテン場。ロープの中は黒百合の群生地帯です。夏には是非観賞したいものです。 |
黒百合ヒュッテは味わいのあるレトロな室内でした。この日の宿泊者は1名。テン場1組でした。 |
12時50分中山峠から展望台へお散歩に出発。片道40分ほどのコースでした。明日登る2ピークの天狗岳が見えます(東天狗→左・西天狗→右) これでもカラー写真です。 |
雪が付いた木が果てしなく続く美しさったら最高! |
雪・雪・雪の世界 |
10月に登った蓼科山も雪化粧。 |
11月3連休に登った霧が峰は雪がなく。車山スキー場は人口雪でしょうね。 |
展望台は吹きさらしなのでダウンジャケットを着込んでいって大正解。 体感的にはマイナス20度くらいでした。手袋はずした瞬間に指痛かったです。 もう少しすると後ろの木はモンスターみたいに雪が巻きつくのでしょうね。 |
14時30分テン場に帰着。
テン場は1人1泊1000円です。ちょっと高いなぁと思いましたが↓のトイレを自由に使わせてもらえてお水も無料で分けてもらえ納得価格でした。
地面も平坦に整備されていて居心地よかったです。
スカルパサミットに初めてアイゼンつけました。 違和感なく相性バッチリでした。 後ろのスノコはテン場利用者が自由に使えます。 |
こちらは立派な室内トイレ。和式洋式どちらもあり水洗でした。 山岳のテン場では超ゴージャス!(一般使用は200円) |
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このシューズは今回の初物! <モンベル・ゴアドライロフト ダウンフットウォーマー> テント内でもよし・ちょっと外にも出れます。 |
引き立てのコーヒーからおつまみ食事まで食料を持たなくともOKかも? ちなみにビールは350缶500円。 |
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18時前にはシュラフに入ったものの(山はいい睡眠消化の機会です^^)足が冷たくて眠れず。
そんなときはシュラフの中で素足になって懸命にマッサージをするのが一番です。体も温かくなってス〜〜っと眠りにつけます。
私はいつもザックの中にシュラフごと足を入れて寝ます。熱が逃げなくていいですよ。
ちなみに就寝時は↑の服装のままでした。
シュラフ(ファントム15)がマイナス9度までのスペックなのでちょっと無理があったようです。
4日は5時起床。寝すぎで腰が痛い(笑)
テント(ゴアライズ)の内側は凍りつき触れると霜がドバドバ落ちてくる状況。水はシュラフの間に入れて寝たので凍りませんでしたが
行動用のポカリスエットは油断して入り口に置きガチガチに凍っていました。
プラティパスに初物の冬用チューブカバーをして頂上に水分を持っていきましたがまったくNGでした。
冬はテルモスに温かな飲み物が正解のようです。
ということで7時40分山頂へ向けて出発!
5月の鳳凰三山以来のピッケルの出動です。シャフトを握る手が金属の冷たさで痛かった。 |
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頂上への道はこんな巨大石ころの世界です。 |
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頂上直下の鎖場。鎖はもうすぐ雪に埋もれそう。 |
9時東天狗頂上到着。予定していた西天狗は天候不良で中止。 |
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クライマーズ・ハイ状態^^ |
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10時テン場に帰着。
早めのお昼を食べて撤収します。
このときもマイナス15度でした。 プリムスの冬ガスはハイパワーです!プラティパスの水みるみる凍ります。 グツグツコーヒーも数分で凍ります。 家庭の冷凍庫くらいですかね? |
初物BDのアイゼンケース。 裏側にディジーチェーンが着いているので グラナイトのザックにバッチリくっつきました。 |
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下山は樹林帯で凍っている箇所が多く途中までアイゼン装着しました。
その後は順調に・・・とはいかず・・・分岐を間違え行きとは違うコースで14時20分渋の湯着。
帰り道奥蓼科温泉の「明治温泉旅館」→を利用。源泉がぬるいので熱い沸かし湯と交互に入るのがお作法でした。
眼下に横谷渓谷がみえるレトロな源泉の湯殿は最高の気分でした。@800円にしては満足でした。
おしまい。
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