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mountain report-43
<赤岳&阿弥陀岳>・八ヶ岳連峰 標高2899m
day 2007.6.10(sun)~11(mon) weather 曇-小雨-晴 style 登山・小屋泊 menber MP(隊長)&MM(副隊長)

coures 1日目・・・赤岳山荘(P)〜行者小屋(南沢経由)〜赤岳天望荘(地蔵尾根経由)
2日目・・・赤岳天望荘〜赤岳〜中岳〜阿弥陀岳〜行者小屋(中岳道経由)〜赤岳山荘(南沢経由)

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いつも天気に恵まれない八ヶ岳・・・蓼科山&天狗岳&硫黄岳と絶景無しの山行が続いているのです。

嫌な予感もしましたが月1回の日月の休みを利用して八ヶ岳主峰「赤岳」に出動。
なるべく標高の高いところで朝の景色を撮影したかったので今回は赤岳天望荘を利用しました。こちらテン場がないので豪華小屋泊まり。
行程に余裕があったので「阿弥陀岳」も登頂してきました。

1日目は天気に恵まれませんでしたが2日目はまずまず。朝の短時間は絶景が拝めました。

お花畑にはまだ早かったですが火山活動の賜物といえる素晴らしい山の姿に感動した山行でした。

カメラ・・・・RICOH  CAPLIO GX100
レンズ・・・・DW-6 ワイドコンバーションレンズ 19mm

10日は茅ヶ崎の実家にモーちゃんを預け20時半頃出発。
美濃戸口の八ヶ岳山荘まではあっさり到着。その後無雪期は車が入れる美濃戸まで進む。ちょっと道に迷いました^^;

橋を渡り美濃戸山荘Pに車を止め午前1時頃仮眠(過去に行った方の情報で系列の赤岳天望荘に宿泊すれば駐車料金が割引とあったのです)
朝駐車料金支払いに行ったら山荘の宿泊客以外は駐車できないので赤岳山荘に停めてといわれガックシ。ちょっと情報が古かったようです。


この橋は美濃戸山荘宿泊者以外渡れないとのことです。


赤岳山荘で2000円(1日1000円)を支払い無事駐車。30台くらいは可能でしょうか?
1日1000円はちょっと高いなぁ〜〜ブツブツ。


後ろが赤岳山荘。


夜中には星も出ていましたが5時に起きるとすっきりしない空模様。
雨対策を万全にして7時半出発。


こちらが美濃戸山荘。

登山道入り口。今回は南沢経由で行者小屋を目指します。


何回か南沢を渡ります。

南沢の清流は美しく水音を聞きながらの山歩きはいいですよ〜〜。
沢音が聞こえなくなると広々とした河原に出てまもなく行者小屋に到着です。

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9時50分行者小屋到着。
早くも昼食をとっていると小雨が振り出しカメラはザックに収納。

<行者小屋外来トイレ情報>・・・チップ100円。簡易トイレが5室ほど。とてもきれいに清掃されていました。ペーパー有。

行者小屋では周囲何も見えずどこが赤岳?阿弥陀岳?横岳?という状態。
イザ出発したら道間違えて分岐で気づき振り出しに^^;
無事地蔵尾根に取り付けました。

雨はシトシト降り続き岩稜帯が威圧感ありげに黒光していました。
最後のハシゴ&鎖は雨のときは滑りやすいので注意です。

小さなお地蔵さんが急登の終わりを告げます。

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11時30分赤岳天望荘着。

早速受付をすると「空いているので個室が使えます」との説明。やった〜〜と心の中で叫ぶ。
しかもマイカップを2つもらい滞在中お茶・コーヒー・水が自由に飲めると・・・・すごい!

6月中旬からはごえもん風呂が営業。宿泊者は無料だそうです。

荷解きをして布団をセット。
これでも4人部屋・・・・棚部分もベッドになってます。テントよりはずっと広くて快適です♪
お布団は湿っぽかろうとMMはSnugpak社のジャングルバック→持参で対応しました(写真右)


小屋泊まりだとグラナイトギアのアルパインヴェーパー58L→はスカスカでトレーニング用に無駄な服やら食料やらいっぱい入れていきました。

もう飲むしかない天気・・・食堂へGO!


食堂にて生ビール@800で乾杯!
到着時3人のスタッフがコタツで寛いでいました。
「スタッフ席」と書かれた札があってちょっと面白かった。

ビール飲んでいると外の景色が見えてきました。
山荘は赤岳をバックにすごいロケーションにありました。

外へでてみると初めての景色が目に飛び込む。


分岐にある小さなお地蔵さんと阿弥陀岳

赤岳(左)〜中岳〜阿弥陀岳。明日はこの稜線を歩きます♪

お地蔵さん分岐を左に進めば横岳。左側斜面に大同心・小同心が見えます。


ここで山小屋内を紹介します。山ノボラーでこんなレポートする人もいないだろうな〜〜(笑)


個室の廊下。一番奥は談話室になっています。

女性トイレ。5部屋だったかな?とても清潔です。

個室内。
宿泊者以外はチップ制です。(100円)

トイレ内には男女兼用の洗面所。
飲料にはできないそうです。

ライブカメラと風力発電。

メイン棟と個室棟をつなぐ地下トンネル。
←が噂のバイキング(夕食)

おかずが5〜6品。汁物3品。ごはん。デザート。
どれも小屋番のお兄さん3人の手作りで
HPに書いてあったとおり心がこもっていました。

モチロン味もよかったです。

でも繁忙期この食事にありつけるのは大変だろうな。


1泊1食で7500円でした。今回はとても価値のある7500円だったと思います。
朝はさっさと済ませたいので自炊。談話室で火気利用が可能でした。
談話室・・・・禁煙にして欲しいです!吸わない人には苦しい空気でした。


翌11日は・・・
2時頃目が覚めてヘッドランプ付けてトイレへ行く。満天の星空だ!これは明日はいいぞ〜〜と興奮して眠れなくなる。

では朝の風景を数枚。


4時10分 風力発電と残月

まだ明けぬ赤岳

凍てつく這いマツと赤岳モルゲンロート

MPモルゲンロート

凍てつくマクロな世界

阿弥陀岳にも光が

雪渓と新緑の赤岳

思ったほど赤く焼けませんでしたが撮影後自炊で朝食。
6時15分赤岳山頂へ出発。

朝一番の運動にはきつい岩礫の急斜面。景色が良いので思ったほど辛くなくもうすぐ山頂。


振り向けば鞍部に赤岳天望荘。その先には横岳・硫黄岳・天狗岳・蓼科山まで見渡せる。八ヶ岳初の快挙だ!

権現岳・編笠山後方は南アルプス?

7時めでたく赤岳山頂を踏みました。

山頂で30分ほど撮影&おやつタイム(すぐお腹が減る^^;)していると雲がわいてきて一瞬にして周囲は真っ白。
早起きしてよかった。
期待薄だが予定通り阿弥陀岳へ向かうことにする。

<赤岳頂上小屋外来トイレ情報>・・・・小屋から階段を少し降りたところにあります。ボットンですがとてもきれいに清掃されていました。
                      チップ入れがなかったので無料でお借りしてしまいました。ペーパーなし。


岩礫帯を一気に下る。危険箇所は鎖がありました。

7時40分・・・キレット小屋分岐。

時々雲の切れ間から目指す阿弥陀岳がチラリ。

7時50分・・・文三郎尾根分岐。

8時00分・・・最低鞍部に到着。三角の中岳に登り返します。

8時10分・・・中岳山頂。

8時20分・・・行者小屋分岐。

8時45分・・・阿弥陀岳山頂。な〜〜にも見えない。


雲が切れることを期待してそこにあるはずの赤岳方面を向いて座りまたもや食事^^;
諦めて下山しようとしたら一瞬雲が切れバリエーションルート阿弥陀岳南稜も見下ろせた。


下山中。急峻なガレ場です。

歩いてきた稜線が見渡せますが相変わらず赤岳が見えない。

行者小屋分岐を進むと雪渓トラバースが多いです。

10時30分行者小屋。
ビール1本飲んじゃいました。

往路には何も見えなかった横岳の岩稜帯がよく見えました。

12時30分美濃戸山荘着!お疲れ〜〜!


今回ブラックダイアモンドのトレッキングポール「トレイルコンパクト」を使いました。

フリックロック方式は優れていますよ。斜面によって歩きながらささっと長さ調節できます。
1ペアで500グラムは超軽量!
行者小屋から美濃戸などの緩やかな登山道ではすごく有効と思います。

シャフトをグルグル回すのは夏も冬(凍るし)も面倒です。

毎度ヒツコレポご覧いただきありがとうございました。

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