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第3日目☆涸沢から奥穂高岳往復

8月6日 涸沢テント場(4:20)〜涸沢小屋(4:40)〜ザイテングラート取り付き(6:00)〜
穂高岳山荘(7:00)〜奥穂高岳山頂(7:50)〜涸沢パノラマ分岐(11:00)〜涸沢テント場(11:40)

天候 晴れのち曇り 行動距離 行動時間 7時間20分(休憩1時間30分)

午後から台風の影響がでそうとの予報。山岳警備隊基地に張り出されている天気図や予報でも好材料はない。
とにかくよく寝て鋭気を養おうということで17時に寝て3時起床!夜中には満天の星空が眺められてなんだか予報に反していい朝。
星空撮影の続きで起床デス^^

奥穂はザイテングラートの取り付まで2つのコースが選べる。
往路は雪渓を避けた涸沢小屋の左手から入山するコース。帰路は雪渓歩きの涸沢パノラマコースを選びました。
北穂のゼイゼイハァ〜ハァ〜の登りと違ってお花畑もあってリズムにのれて楽しいコース。

ザイテングラートは痩せた尾根に大岩ゴロゴロで緊張の鎖場もあったが何しろ名峰だけあってよく整備されているので恐怖心はない。
浮石や落石発生には細心の注意が必要ですが。

白出のコルに建つ「穂高岳山荘」からの名物ハシゴもどうってことはない。高度を稼げて素晴らしい!すれ違いに注意は鉄則。
午前中は最高の天気でモルゲンロートや奥穂山頂独占の幸運にも恵まれて心に刻まれた一日となりました。


<4:35涸沢小屋>
しばし朝の撮影。
まだ明けぬ空がいい感じに青い。これはチャンスかも?一番乗りでモルゲンロートを見よう!
涸沢小屋左手の登山口から石畳を登り始めます。


吊り尾根と前穂

モルゲンロートを小屋から見物の人々。

高度を上げると常念岳の影から朝焼け。
6月には常念岳からこちらを眺めていたんだなぁ。

今日も岩稜帯歩きの始まり。
誰もいない・・・最高の気分。


5時を過ぎると穂高が赤く染まってきました!見たかった景色が奥穂に登りながら見れたのは幸運でした。
モルゲンロート6連発をどうぞ。


5:05・・・明るくなってきた。涸沢岳(右)奥穂。涸沢大雪渓が見事。

5:10・・・常念岳の右からご来光。この光が穂高を照らしています。

5:03・・・ザイテングラートと奥穂

5:07・・・奥穂ズーム

5:11・・・前穂と吊り尾根。雪渓が流れているみたい。

5:13・・・大雪渓と吊り尾根


モルゲンロートはあっという間の出来事でした。10分ほどですっかり日は昇り今日もいい天気〜〜♪暑くなりそうです。
大雪渓とお花畑を見物しながらワクワク感一杯で楽しく歩けました。


雲ひとつない・・・ツンと尖ったのが私が好きな涸沢槍

お花畑から奥穂を見る。


<6:00ザイテングラート取り付き地点到着>
ここで朝食を食べていた若者に「これからが岩場本番ですよ〜〜頑張って!」といわれました。その通りでした(笑)
すれ違いができない岩場が多いですが時間が早かったのでスイスイ歩けました。
穂高岳山荘の建つ白出のコルまでは2人くらいしか出会わなかったかな?何しろ早起きは300万円のお徳です!!!


ザイテングラート取り付き地点俯瞰。
*ザイテングラードは固有名詞化していますが用語辞典によりますと・・・
岩壁の支尾根。主岩稜にたいする側岩稜。グラードは痩せ尾根のこと。・・・だそうデス。

ザイテングラードは本格的な岩登りです。整備はされていますが慎重に。

落ちたら死ぬで〜〜と隊長。

<7:00白出のコル(穂高岳山荘)到着!>
急登に備えて「カーボショッツ」を摂取・・・バリウムみたいで不味いが力は出た気がします。
危険箇所は自分のことよりMP隊長のことが心配です。落ち着きのないB型くんなんでいつ滑落するか気が気でありません。
でも今回は私よりも慎重に行動してくれたので助かりました。


このトンガリ君をはしごを使って登ります。(ドキドキ・・ワクワク・・・)

MM副隊長ハシゴ通過中。見る見るうちに山荘が下に・・・

ファイト一発!でハシゴ登ったらこんな素敵な景色が待っていてくれました。昨日北穂山頂から鮮明に見えなかった槍方面が見渡せました。

涸沢岳(右)と笠ケ岳(左)岩にへばりつく小さな生き物MM。

右の山が昨日登った北穂高岳です。

前穂のゴジラの背中。遠く南アルプスが見渡せるはずでしたがちょっと機を逸してしまいました。

岩また岩・・・たまには土の上歩きたいなぁ。と贅沢な気持ち。

ジャンダルム縦のラインで撮ってみました。
*こちらも固有名詞化していますが・・・登山用語辞典によりますと・・・主峰の前に、まるで衛兵のように立っている岩の峰。・・・だそうデス。

<7:50奥穂高岳山頂到着>
日本第3位・3190メートルに立ちました。
涸沢からの登山者では一番乗りです!方向指示盤も祠も独占状態でした。
方向指示盤に三脚立てて撮った写真は記念になりました。


槍り〜ん

ジャンダルム


必ずこれやろうと思ってました(笑)お賽銭も入れました。

ジャンダルム征服したお方がポチッッと見えます。

梓川の流れ横尾・徳沢まで見渡せます。

カメラマン。風が強くてちょっと怖いらしい・・・

少し霞んできましたが山頂からの槍ヶ岳。考えたら3180メートルの槍ヶ岳より10メートル高いところにいるので〜す。


頂上で30分ほどはしゃいで早々に涸沢に戻ります。帰りはすれ違い渋滞しそうで怖いなぁ。と思いつつ。
途中の風景を少しだけ。


安全祈願のピッケル。

岩の割れ目に咲くお花。

涸沢ヒュッテはHPのとおりおわんの中にありました。

心和む花畑(ニリンソウとシナノキンバイ)

涸沢パノラマコース分岐にて。雪渓はポールに沿って歩きます。


<11:40涸沢に無事帰還>
いや〜〜心に残る奥穂でした。


奥穂よ感動をサンキューでした。恒例の乾杯!

ヒュッテのテラスで奥穂をバックに・達成感に浸る。

テント場からの北穂の景色も素晴らしい!テントはアライテントのゴアライズ2&フライです。

未明には台風が通り過ぎるとの予報。テントが飛ばされないようにしっかり補強。

入道雲が不吉な予感。

台風の夜に覚悟をして床につく。さて明日の運命はどうなる?

トップページ 8.6上高地〜涸沢 8.7北穂高岳 8.8奥穂高岳 8.9屏風パノラマ 8.10徳沢〜上高地


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